スキューバーダイビング指導団体の【PADI】が主催する
『ファンダイブクルーズツアー沖縄・ケラマ OLYMPUS水中撮影教室ケラマ1 Nightクルーズツアー8ダイブ付』
※以下『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』と記載します。
へ参加してきました。
どんな内容化はホームページを見れば分かりますが、実際はどのような感じなのか不安な方もいらっしゃるかと思います。
そんな方のために私が感じたことを忖度(そんたく)無しでレポートにまとめました。
PADIツアーのホームページのリンクは↓こちら
慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズとは?
『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』は、
慶良間諸島ダイビングスポットで、プロカメラマンとプロカメラマンの弟子がカメラの操作方法や露出設定、ストロボ(フラッシュ)設定、アーム角度などについて指導してくれます。
スキューバーダイビングショップは『マリーンプロダクト』
全て沖縄のPADIダイビングショップ「マリーンプロダクト」が対応してくれます。
PADIの社員は来ません。
マリーンプロダクトは、プロカメラマンの清水淳先生が運営しているダイビングショップになります。
プロフィール:しみずじゅん。写真家。1964年生まれ。
水中写真や海辺の風景を撮り続けている。デジタルカメラの研究開発に携わり、執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室マリーンプロダクトを主宰。
著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。PADIジャパン水中写真連載コラム『デジカメ上達クリニック』、オリンパス水中デジカメインプレッション、オリンパスデジタルカレッジ講師、をはじめ写真講座やセミナーなどの講演で活躍中!
公益社団法人日本写真家協会会員。Shimizu Jun Official Web Site → http://www.marine-p.com/shimizu/
マリーンプロダクトは、下記のようなショップです。
- 那覇市内の店舗をベースに自社ダイビング専用クルーザーで沖縄・慶良間の海をご案内
- 安全と安心がモットー
- 安心と信頼のPADI 5スターIDダイブ・リゾート
- 体験ダイビングからプロコースまで幅広く開催
- 35人乗り・24人乗りの大型ダイビング専用クルーザーを2艇所有
- 水中写真の知識が豊富
プロカメラマンが経営しているショップですので、写真の分野においては右に出るショップは少ないです。
『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』のようなフォトクルーズツアーには最適のダイビングショップになります。
マリーンプロダクトのホームページリンクは↓こちら
ツアースケジュール
今後の日程は以下のとおりとなります。
- 2020年6月20日(土)~
- 2020年7月8日(水)~
- 2020年8月5日(水)~
- 2020年9月5日(土)~
- 2020年10月17日(土)~
- 2020年11月21日(土)~
- 2020年12月19日(土)~
- 2020年12月30日(水)~
- 2021年1月2日(土)~
クルーズプランは以下のとおりとなります。
日程 | 時間 | 日程表 | 食事 |
1日目 | 7:30~ | 三重城港・待合所集合。那覇市内ホテル送迎 | 朝:× 昼:〇 晩:〇 |
8:30~ | 出航予定 | ||
11:00~ | ケラマ到着・チェックダイブ | ||
12:30~ | 昼食 | ||
13:00~ | 3ダイブ予定 ※休憩中に撮影アドバイスあり | ||
17:30~ | ケラマ停泊 | ||
19:00~ | 夕食&懇親会 ※リクエストでリプレイ会が可能 | ||
21:00~ | 就寝 | ||
※ダイビングは体調をみながら、無理ないように参加します ※トワイライト・ナイトダイビングはありません | |||
2日目 | 7:00~ | 朝食 | 朝:〇 昼:〇 晩:× |
8:00~ | 3ダイブ予定 ※休憩中に撮影アドバイスあり | ||
12:00~ | 昼食 | ||
13:00~ | 1ダイブ予定 | ||
14:00~ | ケラマ出航 | ||
15:30~ | 那覇帰港 | ||
16:00~ | 解散 ※各那覇市内ホテルまで送迎 | ||
※早朝ダイビングは無し ※ダイビングは体調をみながら、無理ないように参加します ※解散後の懇親会は無し |
※海峡により、内容が変更になる場合があります。
※ダイビング終了後、飛行機の搭乗まで18時間以上開ける必要があります。
スキューバーダイビングの注意事項については、↓こちらで解説していますのでご確認ください。
>>>体験ダイビングってどんなことするの?注意点・持ち物・マナーを解説!
※体験ダイビングをやる方向けに書いていますが、スキューバーダイビングの注意事項についてはファンダイビングも同じです。
ツアー料金
ツアー料金は時期によって異なります。
- 6~9月:54,000円
- 10~1月:55,000円
- ボート乗船代(1泊)
- 食事代(朝食1回、昼食2回、夕食1回)
- ダイビング代(8ダイブ予定)
- お酒、ソフトドリンク、デザート代
- ダイビング器材レンタル代(軽器材、ウェットスーツ(5mm)、レギュレーター、BCD
- フォトコース(デジタル水中フォトグラファー・レベル2(PD2))講習料
- ホテル~港間の送迎
※フィンのレンタルはフルフットタイプになります。
※海況及び天候によりスケジュールは変更する場合があります。
※送迎サービスは那覇市内一部ホテルが対象です。詳しくは受入ショップ(マリーンプロダクト)へお問い合わせください。
- 各地~那覇空港までの航空運賃
- ボート乗船泊以外の沖縄での宿泊費
- 那覇空港~ホテル間の移動費
- 以下のダイビング器材レンタル代
・ ダイブ・コンピューター(2,160円/日)
・ シグナルフロート(1,080円/日) - フォトコース(デジタル水中フォトグラファー・レベル2(PD2))Cカード申請料(3,780円)※ 希望者のみ
- 日程表に含まれない食事代
- 個人的性質の諸経費
※クルーズにご参加の方には、安全管理上、必ずダイブ・コンピューターとシグナルフロートが携帯必須となります。持参されない方はレンタルをご利用ください。
※水中ライトのレンタルはありません。
必要な持ち物
必須の持ち物は以下のとおりとなります。
- Cカード
- ログブック
- 病歴書(申込後に郵送で送られてきます)
- 安全潜水実施了解声明書(申込後に郵送で送られてきます)
- ダイビングコンピュータ(持っていない場合はレンタル:2,000円/1日)
他、マイ器材持ち込みの場合は忘れ物がないかチェックしておきましょう。
バッテリーについて
船内にコンセントは付いていました。
カメラのバッテリー充電は船内にて可能ですので、充電器を持込んでも大丈夫です。
予備バッテリーを持っている方は、予備バッテリーも準備しておくのが無難です。
その他、ストロボ用充電池や水中ライト用充電池など、充電が必要なものがある場合は充電器とコンセントを忘れずに持っていきましょう。
慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズと通常ダイビングの違い
『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』は、写真技術の向上を目的としていますので、写真撮影技術能力が格段に良くなります。
プロカメラマンとプロカメラマンの弟子によるアドバイス
ちゃんとレベル別にアドバイスもしてくれるので、安心して参加することができます。
初心者:カメラの操作方法
中級者:露出やストロボ設定、アーム角度
上級者:複合技術
といった感じです。
普通のダイビングですと、ガイドが生物やスポットを紹介してダイバーがそれを撮影するというのが通常です。
『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』の場合、フォトスポットが確立されており、その場所で各々がほぼ一か所に留まって同じものを撮影します。
その際にインストラクターが何枚か確認し、露出設定をもう少し上げた方がいい、ストロボ発光設定を下げた方がいいなどのアドバイスをしてくれます。
陸に上がった後にも確認し、様々なアドバイスをしてくれます。
4ダイブ×2日間の計8ダイブで自分好みの設定を確立する
『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』では、合計8ダイブ行います。
様々な設定をしながら撮影し、自分好みの色合いなどを確認することが可能です。
場所の移動もありませんので、カメラ撮影に集中して撮影することができます。
色々イジっているうちに、様々な発見をすることができました。
大体1ダイブ40分が目安となってます。
慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズのメリットとデメリット
『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』の良い点(メリット)と悪い点(デメリット)について解説させていただきます。
慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズの良い点(メリット)
『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』の良い点(メリット)は以下になります。
- カメラの扱い方・知識が向上する
- 貸出しカメラが豊富
- SDカードが無料配布される
- マリーンプロダクト商品購入価格が約10%OFFになる
- ダイビング仲間が増える
- 船内のトイレはウォッシュレット付き
カメラの扱い方・知識が向上する
フォトクルーズということもありますので、初心者の方はもちろんのこと、上級者の方でも最低何か一つは技術を身に付けることができます。
- ストロボを綺麗に当てたい!
- 海の綺麗な青を表現したい!
- 綺麗な光を収めたい!
など、リクエストがあれば何でも教えてくれます。
カメラ技術を向上させたい方にはとてもオススメできます。
パワーポイント資料も置いてあるので、いつでも確認可能です。
カメラのメンテナンス方法についても、色々とアドバイスしてくれます。
カメラのメンテナンス方法については、↓こちらでも解説していますので興味がある方はご確認ください。
>>>スキューバーダイビング防水カメラのメンテナンス方法│オススメ用品も紹介
貸出しカメラが豊富
オリンパスの高級カメラが無料でレンタルできます。
ミラーレス一眼レフカメラを一度試してみたいという方には、とても嬉しいサービスです。
【無料レンタル貸出機】
【E-M5 MarkII 標準セット】(各日1台まで)
● カメラ本体:OLYMPUS OM-D E-M5 Markll
● レンズ:12-50mmEZ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
● ハウジング:PT-EP13【TG-5 ハウジングセット】
● カメラ本体:OLYMPUS STYLUS TG-5 Tough
● ハウジング:PT-058
【E-M1 MarkII ワイドセット】(各日1台まで)
● カメラ本体:OLYMPUS OM-D E-M1 Markll
● レンズ:FISHEYE 8mm
● ストロボ:UFL-3 2灯
● ハウジング:PT-EP14【E-M1 MarkII マクロセット】(各日1台まで)
● カメラ本体:OLYMPUS OM-D E-M1 Markll
● レンズ:M.ZUIKO 60mmMC
● ストロボ:UFL-3 2灯
● ハウジング:PT-EP14
SDカードが無料配布される
SDカードが無料でもらえます。
安物ではありますが、貰えないよりは貰えたほうが嬉しいです。
マリーンプロダクト商品購入価格が約10%OFFになる
マリーンプロダクトでは、カメラ本体から水中用のカメラ周辺器材を販売しています。
マリーンプロダクトモデルのグリップやアームはとても使いやすく設計されています。
マリーンプロダクトモデルは、楽天やAmazon、mic21では販売していないのでとても貴重な器材です。
私も使用していますが、とてもオススメできる水中カメラ周辺器材です。
ダイビング仲間が増える
仲間が増えるのはスキューバーダイビングの醍醐味です。
内気な私でも大体のダイバーが話しかけてくれるので、仲間は増えていきます。
食事が意外とおいしい
昼食でカレーライス、夕食はおでんとカレーライスなど、朝食はパンや果物類、2日目の昼食は沖縄そば でした。
どの食事も素材にこだわっており、とてもおいしかったです。
船上では温かい食事をご用意しております。
船内のトイレはウォッシュレット付き
大体の方はどうでもいいかもしれませんが、私はお尻がとても弱いです。
大体のクルーズ船は普通の便座で、いつもお尻が痛くなります。
マリーンプロダクトのクルーズ船はウォッシュレットが完備されており、とても嬉しかったです。
トイレは明るく清潔。ウォシュレット付。
慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズの悪い点(デメリット)
『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』の悪い点(デメリット)は以下になります。
- 慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ以外に航空券&宿泊先の予約が必要
- オリンパス製のカメラしか受け付けてくれない
- ドリフトダイビングなどの激しいダイビングは行わない
- 船泊なのにナイトダイビングは行わない
- PADIデジタル・アンダーウォーター・フォトグラファー(ダイバーレベル2)スペシャルティ・コース(PD2)のCカード認定インストラクターがプロカメラマン名義でないことがある
- 船内の睡眠エリア(ドライエリア)が狭い
慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ以外に航空券&宿泊先の予約が必要
近所のダイビングショップツアーでしかツアーをしたことがない方は最初戸惑うかと思いますが、『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』は航空券と宿泊先は自分で探します。
今の時代ですと航空券&ホテルを探すのも簡単です。
私は『楽天トラベル』をよく利用しています。
楽天ポイントとマイルを同時に貯めることができるので、とてもお得に利用することができます。
価格も格安サイトとあまり変わらないので、ポイント分を考えるとお得だと思います。
他にも旅行サイトを↓こちらで紹介していますので、興味がある方はご確認ください。
>>>航空券購入&ホテル選びに最適なサイト│スキューバダイビング旅行
オリンパス製のカメラしか受け付けてくれない
マリーンプロダクトはオリンパスカメラと提携しており、他のメーカーのカメラは受け付けていません。
※ファンダイビングでは問題ありませんが、あまりいい顔はされないようです。
Cannon製やNikon製のカメラを使っている方は、『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』ではレンタルで借りるのが無難です。
ドリフトダイビングなどの激しいダイビングは行わない
ダイバーに人気のドリフトダイビングは行っていません。
ほぼ一か所に留まって、同じ場所でずっと撮影します。
移動も全然しませんので、動いて色々取りたい人には不向きかと思います。
また、同じダイビングポイントで潜る為、色んなダイビングポイントへ行きたい方にも不向きです。
船泊なのにナイトダイビングは行わない
クルーズツアーの醍醐味であるナイトダイビングは『慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズ』では行いません。
PADIデジタル・アンダーウォーター・フォトグラファー(ダイバーレベル2)スペシャルティ・コース(PD2)のCカード認定インストラクターがプロカメラマン名義でないことがある
せっかくプロカメラマンに指導してもらって、スペシャリティーコースを受講しているのに、Cカードのインストラクター名がかかれる欄は、プロカメラマンの弟子インストラクター名義になってました。
これはかなりがっかりしました。
スペシャリティーコースのCカードは基本的に不要と思っているので、発行するなら記念に有名な方の名前が記載されてほしいです!
私の中で一番のデメリットはこれでした。
船内の睡眠エリア(ドライエリア)が狭い
クルーズではエアコン付ベッドルームで快眠。
広々ドライルームは快適なクルーズをお約束します。
ドライルームは4名分のプライベート・スペースになります。
ドライルームにもエアコン完備で快適にお過ごしいただけます。
まとめ
この記事では
- 慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズとは?
- 慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズと通常ダイビングの違い
- 慶良間・ワンナイト・フォトダイブクルーズのメリットとデメリット
についてレポートさせていただきました。
オリンパスカメラを所有しており、写真の技術を向上させたいフォトダイバーにはとても良いツアーだと思います。
初心者であろうが、上級者であろうが関係なく丁寧に指導してくれます。
全8ダイブで¥55,000円前後と考えると、普通のファンダイブとあまり変わりませんので、お得ではないでしょうか。
カメラの使い方と撮影技術を身に付けてSNSなどで「いいね!」を沢山手に入れましょう!!
防水カメラについては別の記事で紹介させていただいています。
興味がある方は見ていただけたら嬉しいです。
>>>オリンパス【Tough TG-6】│ダイビングに最適なコンパクトカメラ
>>>【2019年】おすすめスキューバーダイビング用カメラを種類別に厳選紹介!!
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また、沖縄本島のダイビングスポットに関する記事も書いていますので、合わせてみていただけたら幸いです。
>>>沖縄本島の体験ダイビングスポット│人気のエリアとショップの選び方
私のプロフィールは、↓こちらに記載していますので興味がありましたらご確認ください。
>>>メッセージ&プロフィール ブログを始めた理由と保有資格
一人でも多くの方の参考になれば幸いです。
では、ぶちキリンでした。
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