第7類消防設備士試験の実技試験には『鑑別等試験』があります。
問題数としては
となります。
鑑別等試験では、「消防関連法令Ⅱ」と「構造・機能および工事または点検・整備の方法」からの問題も多く出題されます。
しっかりと「消防関連法令Ⅱ」と「構造・機能および工事または点検・整備の方法」の項目も理解しておきましょう。
この記事では、第7類消防設備士試験の実技試験『鑑別等試験の写真鑑定』に焦点を絞って解説させていただきます。
第7類消防設備士の概要については、↓こちらで解説させていただきましたので興味がある方はご確認ください。
>>>第7類消防設備士を取得しよう!勉強方法とおすすめ参考書
鑑別等試験では基本的に以下のものが出題されます。
などが出題されます。
「構造・機能および工事または点検・整備の方法」の項目を基礎として出題されることが多いです。
まずは「構造・機能および工事または点検・整備の方法」の項目を理解しておきましょう。
第7類消防設備士の写真鑑定問題では、多くの機器や工具などが出題されます。
分かりやすいものから徐々に時間をかけて覚えることが重要です。
また、第7類消防設備士の試験範囲である『消火器』は絶対施設に設置されていますので、日常でも確認しながら覚えると身につきやすいです。
以下に出題が多い機器を紹介していきます。
写真鑑定については、「テンパール」や「ものたろう」のホームページを見るのがオススメです。
テンパール
テンパール工業(株)では配線用遮断器、漏電遮断器の先駆けとして住宅用分電盤、標準分電盤、特注分電盤、計測器、警報器、産業用電子応用機器など電気安全を核とする技術をさらに高め、お客さまに喜んでいただける商品の提供に全力をあげています。 ■テンパール■|テンパール工業株式会社 – |
ものたろう
MonotaRO(モノタロウ).comには、製造業、工事業、自動車整備業の現場で必要な工具、部品、消耗品、文具があります。【540,000点を当日出荷】【3,500円(税別)以上で配送料無料】 工具通販 MonotaRO(モノタロウ) 現場を支えるネットストア – MonotaRO |
7類消防設備士が扱える設備が「漏電火災警報器」となりますので、必ずと言っていいくらいに出題されます。
しっかりと覚えておきましょう。
用途 | 漏電火災警報器は、警報設備のひとつで、防火対象物等の屋内電気配線及び電気機器に係る漏電を早期に検出して警報を発して防火対象物の関係者に報知するもので、火災の発生を未然に防止する |
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用途 | 2以上の変流器と組み合わせて用いることのできるもので、1 つの電 源装置に複数の受信回線を有したもの |
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出典ーテンパール
用途 | 火災や感電など重大な事故を防ぐために設置される。漏電による漏れ電流を検出して回路を自動的に遮断する |
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用途 | 過負荷や短絡などの要因で二次側の回路に異常な過電流が流れたときに電路を開放し、一次側からの電源供給を遮断することにより負荷回路や電線を損傷から保護するために用いる |
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変流器の出題もとても多いです。
屋内型、屋外型、貫通型、分割型の違いを覚えるようにしておきましょう。
用途 | 交流電流の大きさを変換するための装置。屋外での設置に適したもの |
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取付方法 | 変流器の上下を分割し、既設の警戒電路の配線を当該変流器の貫通孔に 収めた後、変流器の上下を元の状態に戻して用いる |
用途 | 交流電流の大きさを変換するための装置。屋内での設置に適したもの |
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取付方法 | 警戒電路に係る配線を当該変流器の貫通孔に通線して用いるもの |
用途 | 交流電流の大きさを変換するための装置。屋外での設置に適したもの |
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取付方法 | 変流器の上下を分割し、既設の警戒電路の配線を当該変流器の貫通孔に 収めた後、変流器の上下を元の状態に戻して用いる |
用途 | 交流電流の大きさを変換するための装置。屋外での設置に適したもの |
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取付方法 | 警戒電路に係る配線を当該変流器の貫通孔に通線して用いるもの |
工具も良く出題される項目です。
電気工事士試験でも使用する物が多いので、覚えやすいかと思います。
用途を問われることは滅多にありませんが、覚えておいて損はないです。
用途 | パイプを正しく切るために保持する |
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用途 | 配管に使用される管用ねじのおねじを切る |
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用途 | 針金や銅線を切ったり曲げたりする |
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用途 | 銅線や鉄線、針金など線材の切断 |
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用途 | 被覆電線などの被覆を剥がす |
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用途 | 管を常温で扁平することなく曲げる |
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用途 | パイプを切断する |
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用途 | 電線と圧着端子を圧縮接合する |
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測定器と試験器も良く出題される項目です。
特に絶縁抵抗計は出題率がかなり多いので必ず覚えてください。
用途 | 電圧、電流、回路抵抗を測定する |
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用途 | 絶縁抵抗を測定する |
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出典―日置電機
用途 | 音響装置の音圧を測定する |
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測定用特性レンジ | Aレンジ(A特性) |
出典―日置電機
用途 | 接地抵抗を測定する |
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出典―日置電機
用途 | 電圧の有無を検知 |
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私がおすすめする第7類消防設備士の参考書は
みんな大好き「工藤本」の【わかりやすい!第7類消防設備士試験】です。
本当に分かりやすく絵付きで説明されており、ややっこしい部分は語呂合わせなどで説明してあります。
これ一冊だけで十分です。
もう少し問題を多く解きたいかたは、これも「工藤本」の【本試験によく出る!第7類消防設備士問題集】を追加するだけで問題ありません。
また、消防設備士試験で各類のオススメ参考書の紹介と、参考書の選び方については、↓こちらで解説していますのでお時間あるときにでもご確認ください。
>>>各類消防設備士免状取得の為の参考書の選び方│合格者が使用した本を選ぼう
第7類消防設備士を受験される方のほとんどは、この『わかりやすい!第7類消防設備士試験』を購入されます。
試験会場で周りを見ても、大体の方が使用していました。
タイトルのとおり分かりやすく解説されているので、全類共通部分に関しては復習もかねて使うことが可能です。
売り切れになることも多いので、受験される予定の方は早めにご購入されることをオススメします。
上記の『わかりやすい!第7類消防設備士試験』のデメリットは、練習問題が少ないことです。
この『本試験によく出る!第7類消防設備士問題集』はそんなデメリットを穴埋めしてくれます。
『わかりやすい!第7類消防設備士試験』を購入せず『本試験によく出る!第7類消防設備士問題集』だけで受験される方もいらっしゃるので、とても人気のある問題集となります。
こちらも売り切れになることも多いので、受験される予定の方は早めにご購入されることをオススメします。
この記事では
を解説させていただきました。
しっかりと勉強すればだれでも合格はできます。
消火栓設備の種類から扱い方などの問題もあり、防火防災などの災害知識としても役に立つことが身に付けます。
資格取得と合わせて、災害への関心も深めていただければと思います。
消防設備士全体の概要は↓こちらで解説させていただきました。
全ての消防設備士の取得を目指している方は、見ていただければ少しはお手伝いができるかと思います。※特類を除く
私のプロフィール(保有資格等)は、↓こちらに記載していますので興味がありましたらご確認ください。
>>>メッセージ&プロフィール ブログを始めた理由と保有資格
一人でも多くの方の参考になれば幸いです。
では、ぶちキリンでした。
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