第5類消防設備士試験の実技試験には『鑑別等試験』と『製図試験(甲種のみ)』があります。
問題数としては
となります。
鑑別等試験では、「消防関連法令Ⅱ」や「構造・機能および工事または点検・整備の方法」からの問題も多く出題されます。
しっかりと「消防関連法令Ⅱ」や「構造・機能および工事または点検・整備の方法」の項目も理解しておきましょう。
この記事では、第5類消防設備士試験の実技試験『鑑別等試験の写真鑑定』に焦点を絞って解説させていただきます。
第5類消防設備士の概要については、↓こちらで解説させていただきましたので興味がある方はご確認ください。
>>>第5類消防設備士を取得しよう!勉強方法とおすすめ参考書
鑑別等試験では基本的に以下のものが出題されます。
などが出題されやすいです。
「構造・機能および工事または点検・整備の方法」の項目を基礎として出題されることが多いです。
まずは「構造・機能および工事または点検・整備の方法」の項目を理解しておきましょう。
第5類消防設備士の写真鑑定問題では、多くの機器や工具などが出題されます。
分かりやすいものから徐々に時間をかけて覚えることが重要です。
また、第5類消防設備士の機器は比較的たくさんの施設に設置されていますので、日常でも確認しながら覚えると身につきやすいです。
以下に出題が多い機器を紹介していきます。
写真鑑定については、「オリロー」のホームページを見るのがオススメです。
工具類に関しては「ものたろう」のホームページは沢山あって便利です。
MonotaRO(モノタロウ).comには、製造業、工事業、自動車整備業の現場で必要な工具、部品、消耗品、文具があります。【540,000点を当日出荷】【3,500円(税別)以上で配送料無料】 工具通販 MonotaRO(モノタロウ) 現場を支えるネットストア – MonotaRO |
避難はしごはとても出題されやすいです。
名称、取扱方法は覚えるようにしましょう。
出典―オリロー
取扱方法 | 使用者が他人の力を借りずに、自重で自動的に連続交互に降下することができる機構を有するものをいう。常時取り付け具に固定されて使用する固定式と、使用時に取り付け具に取付られて使用する可搬式がある。 |
---|
(左)自在フック式 (右)ナスカン式
出典―オリロー
取扱方法 | 使用の際、対象物から10cm以上の距離を保有するための有効な突子を、横桟ごとに設ける。ただし、対象物から10cm以上の距離が確保できれば設けなくてよい。 |
---|
取扱方法 | はしごを使わないときに収納しておく専用の箱。鉄製とステンレス製がある。一般的にはバルコニー等の屋外ではステンレス製を、部屋内ならば鉄製が良い。 |
---|
取扱方法 | 固定はしごはその規格省令で「常時使用可能の状態で防火対象物に固定されて使用されるものをいう」とされており、収納式、折りたたみ式、伸縮式の3つの形式が規定されています。 |
---|
取扱方法 | つり下げはしごと異なり一度設置すると移動ができません。降下地点周辺には絶対にものを置かないこと。 |
---|
取扱方法 | 上端部を固定して吊り下げたロープを使って降下する簡易的な避難器具。 2階からの避難のみに使用する。 |
---|
出典―オリロー
取扱方法 | 救助袋は垂直に滑り降りる垂直降下式救助袋と、斜めに滑り降りる斜降式救助袋とがある。垂直式は斜降式に比べ、場所をとらずに迅速に避難できる利点がある。斜降式は、降下空間や避難空地を広く取らねばならない。 |
---|
取扱方法 | 防火対象物の窓やバルコニーなどと地上との間を鋼板製などの台で連絡し、滑り降りることによって地上に避難することのできる避難器具。 短時間で多くの人が避難することが可能。病院や幼稚園などでよく使われている。 |
---|
工具と施工部品も良く出題される項目です。
使用目的、使用方法は覚えておきましょう。
使用目的・使用方法 | 避難器具の必要寸法等を測る |
---|
使用目的・使用方法 | 各種寸法を測る |
---|
使用目的・使用方法 | 穿孔(せんこう)穴の深さ等の採寸・直角等すみ出しに使用 |
---|
使用目的・使用方法 | 穿孔(せんこう)穴の清掃 |
---|
使用目的・使用方法 | 金具の取付にあたり水平、垂直等を確認するのに使用 |
---|
使用目的・使用方法 | 金属拡張アンカー工法でスリーブを打ち込むのに使用 |
---|
使用目的・使用方法 | コンクリートへ金具等を取付けるのに使用 |
---|
使用目的・使用方法 | アンカーのフット締付けに使用 |
---|
使用目的・使用方法 | コンクリートへの穴あけ |
---|
使用目的・使用方法 | 金属拡張アンカーの締付けトルクの測定に使用 |
---|
使用目的・使用方法 | 打ち込み棒を使用し、金属拡張アンカーを打ち込みするのに使用 |
---|
使用目的・使用方法 | 金属パイプ等の切断に使用 |
---|
使用目的・使用方法 | 細かい部分の採寸に使用。(パイプの内寸・外寸の採取など) |
---|
使用目的・使用方法 | ネジ切に使用 |
---|
使用目的・使用方法 | 救助袋のほつれ等を点検する |
---|
使用目的・使用方法 | 救助袋を拡張し、障害などがないかを確認する |
---|
オススメする第5類消防設備士の参考書を2冊紹介させていただきます。
また、消防設備士試験で各類のオススメ参考書の紹介と、参考書の選び方については、↓こちらで解説していますのでお時間あるときにでもご確認ください。
>>>各類消防設備士免状取得の為の参考書の選び方│合格者が使用した本を選ぼう
5類消防設備士参考書は全体的に内容が薄いです。
その中で参考書を色々と調べましたが、この参考書はきっちりと全体的に網羅されて書かれているためオススメです。
この参考書に書いてあるものを全て覚えれば、必ず合格はできます。
様々なブログや合格体験談を見ても皆さん使用している為、間違いない参考書です。
消防設備士試験の合格のコツは「問題集をひたすら解く」ことですので、合格を目指されるのでしたら購入しておいて間違いありません。
合格を目指すなら絶対に購入しておきたい参考書です。
今回は第5類消防設備士の
について書かせていただきました。
しっかりと勉強すればだれでも合格はできます。
消火栓設備の種類から扱い方などの問題もあり、防火防災などの災害知識としても役に立つことが身に付けます。
資格取得と合わせて、災害への関心も深めていただければと思います。
消防設備士全体の概要は↓こちらで解説させていただきました。
全ての消防設備士の取得を目指している方は、見ていただければ少しはお手伝いができるかと思います。※特類を除く
私のプロフィール(保有資格等)は、↓こちらに記載していますので興味がありましたらご確認ください。
>>>メッセージ&プロフィール ブログを始めた理由と保有資格
一人でも多くの方の参考になれば幸いです。
では、ぶちキリンでした。
Twitter: @buchikirin1もやってますので、ぜひフォローの方よろしくお願いします。