夏休みに沖縄へ行くから体験ダイビングがしたい!
グアム、サイパン、ハワイなどの南国へ行くから、ついでに体験ダイビングがしたい!
やはり暑くて海がきれいな場所へ行くなら、ダイビングがしたいって方は多いかと思います。
しかし、体験ダイビングを初めて申込する方は、
などなど不安もあるかと思います。
私も周りからいろいろ聞かれることがあるので、今まで聞かれた相談内容をもとに説明させていただきます。
体験ダイビングは場所や地域によっても変わってきますが、やることは大体は同じです。
まず、「参加者証明書」や「病歴書」、「同意書」などの書類を書いてサインします。
これは、万が一に体験者に異常事態があった際に、ダイビングショップが自分たちを守る書類です。
これはどこでも書かされます。
書類にサインしない限りダイビングはできません。
次に、器材の扱い方やスキルの説明、注意事項等の説明をインストラクターが行います。
などは最低でも説明されると思います。
しっかりしたダイビングショップだと
などの了承を得てるダイビングショップもあります。
実践練習はもちろん水中で行います。
ダイビングを行うには器材の扱いができないといけません。
「インストラクターが操作をするので触らないでください」、「ここのボタンが空気を入れて・・・」などの説明をしてくれます。
また、耳抜きやマスククリアといった技術も必要となります。
簡単に実践しながら説明してくれるでしょう。
プールを完備しているダイビングショップの場合は、プールで実践練習を行います。
海が近くにあるダイビングショップの場合は、浅瀬(水深5mくらい)で実践練習します。
ボートで海に出ている場合は、うねりが少ないエリアでラダー(船に装備されているハシゴ)などにつかまりながら実践練習します。
ダイビングを行うにあたって、ダイビングショップの注意事項で説明があるはずですが、絶対にやってはいけないことがあります。
詳しく解説します。
①当日ダイビングを1本行った場合(単一ダイビング)
ダイビング終了後から、飛行機搭乗まで最低限12時間は飛行機へ搭乗しないでください。
②当日2本以上または数日間にわたってのダイビング
飛行機搭乗まで最低限18時間は飛行機へ搭乗しないでください。
上記を行っていけない理由として【減圧症】になる危険性がある為です。
急性減圧症候群(きゅうせいげんあつしょうこうぐん)は、身体の組織や体液に溶けていた気体が、環境圧の低下により体内で気化して気泡を発生し、血管を閉塞して発生する障害の事である。潜水病、潜函病、空気塞栓症、あるいはケーソン病とも呼ばれる。
出典―Wikipedia
症状としては、関節痛、頭・喉・胸の痛み、重度になってくると神経系の損傷等、後遺症を招く恐れがあります。
減圧病となって治療する場合、日本は2,000~60,000円、海外だと100万円を超える地域もあります。
病歴証明書にはショップによって異なりますが、大体以下のような項目があります。
45歳以上の方は、
などが病歴診断書に記載されています。
あてはまらなければ「No」、あてはまるものがあれば「Yes」と記載します。
一つでも「Yes」があるとダイビングできない場合もあります。
でも正直に書いてください。
一つでも「Yes」があてはまる場合は、ダイビングショップへ連絡しどうすればいいか相談してください。
キャンセルになるかもしれませんし、医師の診断書があれば大丈夫、それくらいの症状なら大丈夫などの返答がありますので、ダイビングショップの指示に従ってください。
「空気がなくなったら怖い!」「長い時間遊びたい!」などの理由で息を止めてしまうかたがいらっしゃいます。
ダイビングの鉄則として【息を止めない】というものがあります。
空気は圧がかかる(水深が深くなる)と圧縮され、圧が少なくなる(水深が浅くなる)と膨張します。
つまりダイビングでは肺が圧縮されたり、膨張したりします。
肺の圧縮・膨張を防ぐためには「ちゃんと空気を吸い、ちゃんと吐く」を繰り返していれば問題ありません。
体験ダイビングでは空気がなくなることはまずありません。
安心してしっかりと呼吸しましょう!
インストラクターの方に話を聞くと、水中でパニックになる方もいらっしゃいます。
水中でパニックになると以下の行動をとるようになります。
などです。
中でも一番多いのが「レギュレーター(口にくわえる器材)を外す」です。
体験ダイビングならインストラクターの方が近くにいるはずなので、大丈夫だとは思いますが、器材は全て理由があって装着しています。
レギュレーターは空気を吸うため、フィンは推進力の確保と浮力調整、マスクは目の保護、BCDは浮力調整など。
絶対に外さないようにしてください。
この項目が実は一番大事です。
などなど、ダイビングには人によって様々な症状や健康状態があります。
インストラクターの方も、色々経験してきているとは思いますが、他人の症状までは分かりません。
何か違和感があったりしたら、無理をせずインストラクターに報告してください。
水中で違和感があった場合は、インストラクターの方は必ずスクリーン(スレート)を持っていますので、書く動作などしてスクリーン(スレート)に書かせてもらいましょう。
ちなみにスクリーン(スレート)は以下の画像のようなものです。
体験ダイビングでは以下の持ち物を持参してください。
持って行かない方が良いもの
カメラに関しては必ず防水仕様または防水ケースに装着したものを使用してください。
体験ダイビングの場合、【水深12m】までとなってますので、15m防水のカメラで大丈夫です。
おすすめカメラに関しては、↓こちらで紹介させていただきましたので、興味がありましたらご確認ください。
>>>【2019年】おすすめ防水コンパクトカメラ3選!海水浴や川遊びでの使用に最適のカメラをダイバー視点で厳選!!
スマホ写真で充分というかたは、↓こちらで紹介させていただいた【mpac+Dive】、【WEEFINE WFスマートハウジング】がおすすめです。
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本格的な水中カメラが欲しいという方は、少々高額になってきてしまいハウジングも必要となってしまいますが、↓こちらで紹介していますので興味ありましたらご確認ください。
>>>【2019年】おすすめスキューバーダイビング用カメラを種類別に厳選紹介!!
日本では盗難とかはないとは思いますが、財布を持っていく場合は最低限の金額しか持たないよう注意しましょう。
潜ってる間は、貴重品管理ができない場合が多々ありますし、貴重品は預かってくれないダイビングショップもあります。
ダイビングのマナー違反は見ててみんな嫌な気持ちになります。
以下のことを守りましょう。
体験ダイビングで使用する機材は、ほとんどがレンタル品です。
つまりダイビングショップの保有物ですので、指示があった使い方以外はしないようにしてください。
5~20万するものなので、弁償等にならないようにしましょう。
いきなり知らない人に触れられたら、皆さんはどんな気持ちになりますか?
大体の方は恐怖を感じたり、嫌な気持ちになるのではないでしょうか?
人間だけじゃなく、魚やカメなどの生物も同じ気持ちになるはずです。
必要以上に追い掛け回したり、触ったりしないでください。
沖縄などのリゾート地に行くと、綺麗なサンゴがあります。
サンゴに群がる魚たち 沖縄の海の生き物の25%はサンゴ礁に頼って生活しています。
サンゴに触れて折ったり、壊したりする体験ダイバーやファンダイバーが問題視されています。
サンゴも生き物なので、折ったり壊したりすることは、殺しているのと同じです。
サンゴの成長速度は、一般的に1年間に1~10cm程度と言われています。
大切にあつかってください。
たまに海外などでは洞窟で体験ダイビングを行う地域もあるそうです。
洞窟には鍾乳石があったりします。
鍾乳石の成長速度は、一般的に50年間に1cm程度と言われています。
自然が作り出す景色や景観を汚さないようにしましょう。
インストラクターや船長さんは海のプロです。
たまに変なこと言う人がいますが、大体の人は正しいことを言ってるので指示に従ってください。
また、船上マナーは船の所有者が法律です。
煙草を吸う場所や荷物置き場、更衣室やシャワーの使用(使用していい水の量)、吐くときの注意事項等は船によって異なります。
プロの指示に従って行動してください。
陸上でもそうですが、ゴミは指定の場所に捨てるか、持ち帰るかしてください。
海に捨てると、魚やカメが食べて環境破壊につながる可能性が大いにあります。
日本では沖縄県や静岡県の伊豆で体験ダイビングするイメージがありますが、実はどこでもできます。
北海道でもできるんです。
さすがに画像の流氷ダイビングはライセンスが必要ですがね・・・
山の上の湖なんかでもできます。(富士五湖の1つ本栖湖など)
危険が伴う場所はライセンスが必要になりますが、大体の地域では体験ダイビングを行うことが可能です。
海外でもいろいろな場所で潜ることができますので、調べてみるのもありだと思います。
ただし海外の場合は、日本人が常駐しているダイビングショップを使用することをおすすめします。
ダイビングの相場は「ビーチ・ボート」「地域」「季節」「回数」などによって変わります。
日本のビーチ体験ダイビングですと5,000~12,000円くらいが相場です。
日本のボート体験ダイビングですと8,000~15,000円くらいが相場です。
海外になると2,000~40,000円と幅があります。※物価や税率などが関係してきます。
この記事では
について説明させていただきました。
ダイビングには決まり事も多いですが、楽しいことも沢山あります。
今までとは違った景色を楽しんでいただけたら嬉しいです。
もし体験ダイビングじゃ物足りなくなってきたら、ダイビングライセンスの取得をおすすめします。
体験ダイビングとは、また違う景色を楽しむことができて(現実逃避できて)とても楽しいです。
沖縄本島での体験ダイビングについては、↓こちらで書かせていただきましたので、興味ある方は見ていただけるとうれしいです。
>>>沖縄本島の体験ダイビングスポット│人気のエリアとショップの選び方
>>>沖縄ダイビングショップマリンハウスシーサー│利用レポート(ショップ口コミ)
ダイビングライセンスについては、↓こちらで書かせていただきましたので、興味ある方は見てください。
>>>スキューバーダイビングを始めてみよう!指導団体やライセンスの種類を紹介します!
みなさんと海でお会いできることを楽しみにしてます。
では、ぶちキリンでした。
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