ボイラーはビルや病院、商業施設などの空調設備や、給水設備(温水)へ熱供給をする設備になります。
高温高圧で稼働するため、正しい知識、操作方法を行わないと大事故(爆発等)になる可能性があります。
そのため小規模を除くボイラー設備の取扱いは、有資格者が行う必要があります。
この記事では、ビルメンになったら初期段階で取得したほうが良いとされる2級ボイラー技士についての概要、勉強方法、おすすめ教材について書かせていただきます。
ビルや病院、商業施設などに設置されているボイラーは、伝熱面積に応じたボイラー技士を選任することが「労働安全衛生法」で定められています。
ボイラー技士には「特級」「1級」「2級」があります。
まずは2級ボイラー技士取得を目指しましょう。
2級ボイラー技士の取扱いできるボイラー伝熱面積は以下のとおりです。
2級ボイラー技士に受験資格はありません。
誰でも受講可能となります。
しかし免状を発行する際には条件があります。
免状発行条件
イ 次のいずれかに該当する者で、二級ボイラー技士免許試験に合格したもの
ロ 職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)第27条第1項の準則訓練である普通職業訓練のうち、職業能力開発促進法施行規則(昭和44年労働省令第24号)別表第2の訓練科の欄に定める設備管理・運転系ボイラー運転科又は同令別表第4の訓練科の欄に掲げるボイラー運転科の訓練(通信の方法によって行うものを除く。)を修了した者
ハ 厚生労働大臣が定める者
試験合格者の方たちは、この中の④で免状取得されているかと思います。
④のボイラー実技講習は、一般社団法人日本ボイラー協会が各都道府県支部ごとに定期的に実施しています。
1級ボイラー技士の取扱いできるボイラー伝熱面積は以下のとおりです。
1級ボイラー技士には受験資格が必要となります。
一級ボイラー技士 受験資格
「①二級ボイラー技士免許を受けた者」で試験に合格した場合、免許申請の際に、ボイラー取扱い実務経験従事証明書を添付する必要があります。
特級ボイラー技士の取扱いできるボイラー伝熱面積は以下のとおりです。
特級ボイラー技士には受験資格が必要となります。
「①一級ボイラー技士免許を受けた者」で試験に合格した場合、免許申請の際に、ボイラー取扱い実務経験従事証明書を添付する必要があります。
1級、2級ボイラー技士の勉強方法は同じです。
問題集をひたすら解く!
特級ボイラー技士に関しては、ちゃんとした対策が必要です。
これだけです!
一週間まじめに勉強すれば誰でも取れます!!
でも書きましたが、受かれば勝ちです。
全てを覚えなくてもいいんです。
何度か問題集を解いていれば必要な情報だけインプットされ、本番は何となく雰囲気で解けるようになります。
何度も繰り返し解いて、何回も間違えてしまうところも出てくると思います。
そうゆう苦手な問題は試験直前に読んどけばいいです。
試験が始まったら、その部分だけ問題用紙にメモ書きすればいいだけです。
本当に必要なことは実務をこなしながらじゃないと分かりません。
本当の勉強は資格を取得した後、業務を行うようになってからです。
つまり資格を取得してスタート地点に立つことができます。
逆に資格取得しないとスタート地点に立つことすらできません。
まずは覚えることより、試験合格を目指しましょう!!
ボイラー実技講習は、都道府県労働局長 登録講習機関にて、定期的に開催されています。講習期間は3日間となります。
2級ボイラー技士免許の交付要件になっているので、実務経歴等がなく免状が欲しい方は必ず受けましょう。
私が取得した時は、講習を受けるか実務経歴がないと試験が受けれませんでした。
現在は講習、試験どちらから先に受けても大丈夫です。
私は講習を先に受けることをおすすめします。
講習後に問題集をやったほうが理解度が深まるので効率が良くなります。
講習代は結構高い費用なので、お勤めの会社から出してもらうようにしましょう。
ボイラー技士の勉強方法で書いた通り、問題集で勉強を行えば大丈夫です。
私のおすすめは【詳解 2級ボイラー技士 過去6回問題集 ’19年版】です。
紹介してるのは19年度版ですが、過去の18年度版、17年度版、16年度版とかでも大丈夫です。
これ一冊で十分合格できます。
他の参考書は、講習会で使用した資料で補えば完璧です。
1級ボイラー技士は【1級ボイラー技士試験公表問題解答解説】で十分合格可能です。
とにかくひたすら繰り返し問題を解いていきましょう。
これだけで十分合格可能です。
この記事では
について解説させていただきました。
この記事に書いたことを実践すれば必ず合格できます。
2級ボイラー技士は「ビルメン4点セット」の中では、使い道も少なく、そこまで重要ではありません。
時間があるときにでも取得を目指して頑張ってください。
ビルメン4点セットについては、↓こちらで解説していますのでお時間あるときにでもご確認ください。
>>>ビルメン4点セットとは?取得のすすめ「難易度や取得のおすすめ順も教えます」
私のプロフィール(保有資格等)は、↓こちらに記載していますので興味がありましたらご確認ください。
>>>メッセージ&プロフィール ブログを始めた理由と保有資格
一人でも多くの方の参考になれば幸いです。
では、ぶちキリンでした。
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