ダイバーに大人気の『Tough TG』シリーズから最新の機種【Tough TG-6】がオリンパスより発売となります。
Tough TGシリーズと言ったらやはり『顕微鏡モード』や『水中ホワイトバランス』においてトップクラスの性能を備えています。
この記事では、最新の【Tough TG-6】と前モデルの『Tough TG-5』の性能比較を行いました。
日常的に使用する分にはあまり変化はありませんが、ダイバー目線でみると『顕微鏡モード』や『水中ホワイトバランス』はかなり進歩しています。
ダイバーの方でデジカメの購入で悩んでいる方は、この機会に購入を検討してはいかがでしょうか。
「OLYMPUS Toughシリーズ」は過酷な状況下で使用できる防水・耐衝撃のカメラです。
オリンパス【Tough TG-6】は、オリンパス【Tough TG-5】と比べてどのように変わっているのかを確認していきます。
「OLYMPUS TG-6 Tough」と「OLYMPUS TG-5 Tough」の正面比較
「OLYMPUS TG-6 Tough」と「OLYMPUS TG-5 Tough」の背面比較
「OLYMPUS TG-6 Tough」と「OLYMPUS TG-5 Tough」の側面比較
「OLYMPUS TG-6 Tough」と「OLYMPUS TG-5 Tough」の上部比較
機能 | Tough TG-6 | Tough TG-5 |
ボディ材質 | 不明 | 不明 |
横幅 | 113mm | 113mm |
高さ | 66mm | 66mm |
奥行 | 32.4mm | 31.9mm |
重さ(メディア・バッテリー含) | 253g | 250g |
防水機能 | 15m | 15m |
防塵機能 | IP6X相当 | IP6X相当 |
落下 | 2.1m | 2.1m |
耐荷重 | 100kgf | 100kgf |
動作温度 | -10 ~ +40℃ | -10 ~ +40℃ |
写真と表を見ていただければ分かりますが、横面(幅)がTG-5より『6mm』厚くなっており、質量が『3g』重くなっています。
ハウジングの問題もあるので、できれば同じサイズだったら嬉しかったですが、機能を考えると仕方がないです。
他は『OLYMPUS』、『Tough』のロゴが薄くなっていますが、好みもあるでしょうがどうでもいいですね。
他はTG-5と変わりありません。
機能 | Tough TG-6 | Tough TG-5 |
測光範囲 | デジタルESP測光 スポット測光 | デジタルESP測光 スポット測光 |
露出モード | iAUTO P A SCN 顕微鏡 水中 (*水中顕微鏡) C1-2 | iAUTO P A SCN 顕微鏡 水中 C1-2 |
ホワイトバランス | オート プリセット6種 水中3種 ワンタッチWB CWB | オート プリセット7種 ワンタッチWB CWB |
常用ISO感度 | 100-12800 | 100-12800 |
露出補正 | ±2 | ±2 |
HDR撮影 | 対応 | 対応 |
インターバル撮影 | 対応 | 対応 |
ブラケット | フォーカス・HDR | フォーカス・HDR |
フラッシュ | 搭載 | 搭載 |
フラッシュ機能 | オート 赤目軽減オート 強制発光 赤目軽減強制発光 スローシンクロ 赤目軽減スローシンクロ 発光禁止 コマンダー | オート 赤目軽減オート 強制発光 赤目軽減強制発光 スローシンクロ 赤目軽減スローシンクロ 発光禁止 コマンダー |
その他機能 | 深度合成 (3~10枚) LVコンポジット タイムスタンプ 2倍テレコン (通常時対応) | 深度合成 (8枚) LVコンポジット |
RAW現像 | 限定対応 | 限定対応 |
仕上がり設定 | 8種 | 8種 |
プロファイル調整機能 | コントラスト 彩度 シャープネス | コントラスト 彩度 シャープネス |
アートエフェクト | 16種 | 14種 |
水中でも1cmまで近寄って撮影することが出来る『水中顕微鏡モード』が追加されました。
つまり、かなり小さい生物(ウミウシやダンゴウオなど)の撮影が、今までよりも綺麗で簡単に撮影することが可能です。
マクロフォトダイバーにとってはとても嬉しい機能です。
TG-5のホワイトバランス「水中」がさらに細分化され、「水中:浅い」「水中:中程度」「水中:深い」の3択となってます。
TG-5では『赤色』がかなり強調されていましたが、ホワイトバランス「水中」機能の向上により、自然な色再現が可能となっています。
TG-5は8枚固定の合成機能だったのが、TG-6では『3~10枚』と選択肢が広がっています。
深度合成って何?って方は『日本写真家協会』のホームページに詳しく書いてありますのでご確認ください。
今回は「フォーカスブラケット」機能と、OM-D E-M1に搭載されている「深度合成」機能に関するレポートをお送りします。前回と同様、実写レポートを担当したのは、3名のホームページ委員会メンバーです。 深度合成って何? オリンパス・デジタル一眼カメラ 使用レポート(フォーカスブ… – |
静止画に日付と時刻を刻印することができるようになりました。
思い出の日付を記録することが出来ますが、リセットされたりして設定をミスると日付も変わってくるので注意が必要です。
TG-6では、通常時でも『2倍テレコン』が利用可能です。
これにより、35mm判換算で200mmの画角の撮影ができるようになります。
アートエフェクトでは『ブリーチバイパス(銀残し)』、『インスタントフィルム』が追加されましたが、使う方はそこまでいないと思うのでここでは省略させていただきます。
機能 | Tough TG-6 | Tough TG-5 |
モニター形式 | TFT | TFT |
モニター解像度(ドット) | 3インチ(104万ドット) | 3インチ(46万ドット) |
モニターサイズ | 3.0型 | 3.0型 |
可動方式 | 固定 | 固定 |
pictbridge | 対応 | ― |
TG-5の46万ドットと比べて、TG-6では倍以上の『104万ドット』となりました。
解像度が上がれば、水中でも綺麗な景色や、可愛い生物も奇麗に映し出してくれます。
使い勝手はとても良くなること間違いなしです。
PictBridgeは、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話などで撮影した画像を、パソコンを使わずに直接プリントするための規格です。
PictBridgeに対応した機器であれば、メーカーや機種を問わず、製品と接続して写真をプリントできます。
奥行きが変わってしまったこともあり、ハウジングも変更となります。
Tough TG-6 Tough TG-5
見た目として、正面の『Tough』のロゴが入っている部分の色が変更されていることが見て取れますが、正直どうでもいいですね。
あとは背面のクリアだった部分が『フロスト仕上がり』となっています。
どうでもいいように見えますが、ダイバーとしては意外と重要な変更です。
『フロスト仕上がり』になったことで、本体背面のボタンが見えにくくなるため水中でボタンの確認と操作がしやすくなります。
他、ボタン配置などの変更はありません。
機能 | Tough TG-6 | Tough TG-5 |
撮影距離 | 0.1m-∞ (P/Aで0.01m) | 0.1m-∞ |
センサー保護ガラス面 | ARコート | ― |
P/Aモード時でも0.01mの最短撮影距離に対応しました。
顕微鏡モードへ移行する手間が無くなっています。
また、F値を固定してマクロ撮影ができるようになったので、フラッシュ使用時にF値が大きくなることが防げます。
センサー保護ガラス面に『ARコーティング』が採用されています。
『ARコーティング』により、センサー面由来のレンズフレアやゴーストイメージなどが抑えられます。
逆光などにも強くなったことを意味するので、私のような光+洞窟を撮影するのが好きなダイバーにはとても嬉しい機能です。
Tough TG-6の発売とともに、新しいオプションパーツも発売されます。
上記でも紹介しましたが、ハウジングが新しくなります。
必ず専用のものを使用してください。
FCON-T01の後継としてFCON-T02が追加されます。
性能も格段に上がっており、ズーム位置を変更するだけで、円形魚眼レンズと斜め魚眼レンズの写真を切り替えることができます。
もちろん防水仕様となっており、レンズの内部は窒素ガスで満たされているため、温度差による内部の曇りを防ぎます。
装着時に周辺部のリングを回転させることでレンズバリアでレンズを保護することができますので、扱いが荒い方は購入をオススメします。
ただし水中では使用できないので注意してください。
また、LEDライトの照射角と干渉するためマクロモードでライトを使用すると影ができてしまうそうなので注意してください。
Tough TG-6専用のシリコンジャケット(保護ケース)です。
UC-90の充電電流が500mAだったのに対して、UC-92では充電電流が800mAとなりました。
これにより、充電時間が『約4時間→約2.5時間』に短縮することができます。
新規で購入される場合は、インターネットでの購入をオススメします。
大体どこよりも安く購入できます。
もちろん近場の家電量販店で安く販売されていた場合は、そちらでご購入してください。
保有しているポイント(Amazonポイント、楽天ポイント、Tポイント、オリンパスポイントなど)によって選んで、購入されるのが良いと思います。
基本的には『Amazon』、『楽天』でのご購入をオススメします。
あまり知られていませんが、カメラのキタムラでは『Tポイント』を使用することが可能です。
また、買い替えをご検討の方はカメラのキタムラで買取サービスをご利用することも可能です。
この記事では
について紹介させていただきました。
『Tough TG-6』への変更点は正直少なく、マイナーチェンジといった感じです。
しかし、ダイバー視点で見てみるとかなり改良されており、嬉しい機能が多数搭載されました。
『Tough TG-5』を保有している方は悩まれるかもしれませんが、『Tough TG-4』以前の機種を保有している方は買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?
初心者ダイバーでカメラ購入を検討されている方には、とてもオススメできる機種となってます。
水中モードおよびマクロ機能に関しては、ミラーレスカメラにも劣らない信頼性を秘めています。
他にもダイバー用カメラや一般用防水カメラ、スマホ用のハウジング(防水ケース)の紹介も↓こちらでしていますので、興味がある方はご確認ください。
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