BCDはダイビングで浮力を調整する装置でBuoyancy Compensating Device(イヤンシー・コントロール・デバイス)の略です。
空気袋、ハーネス、吸気弁、排気弁などが装備されています。
水面で休息する際や非常時のための救命胴衣の役割も担っており、ダイバーにとって必要不可欠の器材となっています。
ダイビング器材購入しようとしても、どんな商品があるのか、どのように選べばいいのか、メーカーによる違いなどは判らないと思います。
この記事ではどのような商品があるのか、メーカー別にご紹介させていただきます。
まずBCDを選ぶ際は、自分のダイビングスタイルと合ったものを選択してください。
これらによって選択肢は変わってきます。
重器材についての概要で説明させていただきましたが、BCDには大きく分けて3つのスタイルがあります。
重器材についての概要は、↓こちらで解説させていただきましたので、お時間ある方はご覧いただけたら嬉しいです。
ジャケットスタイルのメリットとデメリット、どのようなダイバーにおすすめか解説します。
ジャケットスタイルはBCD全体に空気を入れることができます。
そのため、水面でも水中でも安定した姿勢を保つことができます。
サイズが固定されており、サイズの調整ができず、融通がききません。
体系の変化が激しい人はキツくなったり、緩くなったりとストレスを抱えることになると思います。
サイズが固定されているため、「ウェットスーツ」と「ドライスーツ」での併用は難しいです。
上記よりジャケットスタイルをおすすめする人は
になります。
ショルダーバックルスタイルのメリットとデメリット、どのようなダイバーにおすすめか解説します。
バックルが付いており、脱着が楽です。
サイズの調整が容易にできるため、体系の変化や「ウェットスーツ」と「ドライスーツ」の併用も問題ありません。
幅広いスタイルでダイビングを楽しむことができます。
扱いが簡単で、初心者にもおすすめです。
使用者が多いため、アドバイスが聞きやすいです。
バックルがある為、背中とお腹部分に空気を入れ、肩部分は空気が入らないため少々慣れが必要です。
水面での安定した姿勢を保つのに少々慣れが必要です。
上記よりショルダーバックルスタイルをおすすめする人は
になります。
バックフロートスタイルのメリットとデメリット、どのようなダイバーにおすすめか解説します。
バックルが付いており、脱着が楽です。
サイズの調整が容易にできるため、体系の変化や「ウェットスーツ」と「ドライスーツ」の併用も問題ありません。
耐久性がかなりあるので、長持ちします。
背中に空気を入れるため、腹の圧迫感が無く、腕が自由になり水中での作業がはかどる。
水中での安定性は抜群です。
水面での姿勢には、慣れがかなり必要です。
体への圧迫がない分、調整の慣れがかなり必要です。
使用者が少ないため、アドバイスが聞きずらいです。
上記よりバックフロートスタイルをおすすめする人は
になります。
BCDを販売しているメーカーは多くありますが、日本で主要なメーカーをまとめた記事を作成しました。
各メーカーのHP文章とホームページURLを記載していますので、気になるメーカーがありましたらご覧ください。
>>>スキューバーダイビング/器材メーカーホームページ一覧(リンク集)
正直なところ器材に関しては好みや相性もありますので、一概にどのメーカーが良いとは言いにくいです。
「ショルダーバックルスタイル」を販売しています。
体へのフィット感と耐久性を重視しており、シンプルな構造のBCDが多いイメージです。
日本のメーカーということもあり安心できるメーカーだと思います。
評判の方は・・・まぁ人それぞれです。
講習などで使用しているのをよく見かけますので、値段もお手頃で初心者には扱いやすい製品が多いです。
「ショルダーバックルスタイル」と「ジャケットスタイル」を販売しています。
見た目がおしゃれで、雑誌などでもよく使われているのを見かけます。
女性ダイバーがよく使っているイメージです。
性能面はシンプルな構造のものが多いので、扱いやすい製品が多いです。
見た目を重視したい方にお勧めのメーカーです。
「ショルダーバックルスタイル」と「バックフロートスタイル」を販売しています。
私が見る限り日本では、AQUA LUNGを使用している方が一番多いイメージです。
機能面やオプションなども充実しており人気です。
独自の「i3コントロールシステム」というものを搭載しているものもあります。
「i3コントロールシステム」はインフレーターホースがなく、BCD左ポケット付近にあるレバーで吸排気が可能な機能です。
飛行機に乗ることを考えて、収納性や軽量化を加味した製品もあり、選択性が多いメーカーです。
「バックフロートスタイル」を販売しています。
主に、テクニカルダイビングをやる人向けのBCDを販売しています。
軽量かつ耐久性抜群で過酷な環境下でも使用可能です。
各パーツを組み合わせて、自分仕様にカスタマイズが可能なものが多いです。
サイドマウントスタイルでダイビングする人にも人気なメーカーです。
日本ではあまり売られていなく、価格が少々高いのが難点です。
※私が今新しく欲しいBCDメーカーの一つです。
「ショルダーバックルスタイル」と「バックフロートスタイル」を販売しています。
見た目がカッコ良いです。
独自の「エアトリムシステム」というものを搭載しているものもあります。
「エアトリムシステム」はインフレーターホースがなく、BCD左ポケット前付近にあるボタンで吸排気が可能な機能です。
持ち運びがしやすいよう、折りたためるようになっている製品もあり、持ち運びが便利です。
インストラクターの方の使用率も高く、ダイビングショップでおすすめされることも多いかと思います。
「ショルダーバックルスタイル」を販売しています。
正直あまり使っている方を見たことがありません。
主にダイビングショップで、メーカーセット販売で安くなっているから買ったって方が大半です。
ただし、機能面はシンプルかつ高品質なものが多いです。
価格が少々高く、外車やスポーツカーに乗ってる富裕層に人気が高いイメージです。
「ショルダーバックルスタイル」と「ジャケットスタイル」、「バックフロートスタイル」のすべてのタイプを販売しています。
ジャケットスタイルを使用している方や、リゾートダイバーにとても人気があります。
見た目もカッコよく、世界中で人気のあるメーカーです。
耐久面ではあまり良い話は聞きませんので、耐久面に少々難ありです。
A.I.R.2システムも人気で、こちらを使用すればインフレーターホースとオクトパスを合体させることができ、装備を減らすこともできます。※私はお勧めしませんが・・・
「ショルダーバックルスタイル」と「バックフロートスタイル」を販売しています。
軽量かつ高品質のBCDを扱っています。
今はバックフロートのみHPに記載されています。
必要最低限の装備で、上級者向けの製品となっています。
今まで使ってる方を見たことはありません。
「ショルダーバックルスタイル」と「バックフロートスタイル」を販売しています。
価格面が安く、機能面も充実しているため、器材コストを抑えたい方に人気のメーカーです。
使用感や耐久性は・・・・まぁ値段相応って感じです。
「バックフロートスタイル」を販売しています。
主に、テクニカルダイビングをやる人向けのBCDを販売しています。
軽量で、各パーツを組み合わせて自分仕様にカスタマイズが可能なものが多いです。
サイドマウントスタイルやダブルタンクスタイルでダイビングする人に人気なメーカーです。
赤看板のお店に沢山置いてあります。
「ショルダーバックルスタイル」を販売しています。
アトリエアイと読みます。
こちらのメーカーが販売している「王者」は素材から着心地、耐久性等、ありとあらゆる部分にこだわりを持って製造しています。
現在取扱いがあるのかは不明ですが、使用しているダイバーをみると「おっっ!」てなります(笑)
「バックフロートスタイル」を販売しています。
バックフロートの代名詞とも言えるメーカーです。
アメリカ海軍御用達で、バックフロートでの実用性、耐久性、メンテナンス性、価格(笑)はどのメーカにも劣りません。
一部のバックフロートマニアにはとても人気があります。
※私が使用しているBCDはこのメーカーです。
「バックフロートスタイル」を販売しています。
主に、テクニカルダイビングをやる人向けのBCDを販売しています。
軽量で、各パーツを組み合わせて自分仕様にカスタマイズが可能なものが多いです。
サイドマウントスタイルやダブルタンクスタイルでダイビングする人に人気なメーカーです。
赤看板のお店に沢山置いてあります。
この記事では
ついて書かせていただきました。
BCDはダイビングをするうえで重要な器材になります。
購入する際は種類やサイズ、目的をしっかりと明確にして、自分に合うものを購入するようにしてください。
とても価格が高い器材となりますので、後悔しないようにしましょう。
私のプロフィールは、↓こちらに記載していますので興味がありましたらご確認ください。
>>>メッセージ&プロフィール ブログを始めた理由と保有資格
一人でも多くの方の参考になれば幸いです。
では、ぶちキリンでした。
Twitter: @buchikirin1もやってますので、ぜひフォローの方よろしくお願いします。